雷銅、呉班立つ。

雷銅、呉班、怪我を押して立つ。
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大幅な作戦変更を余儀無くされたが
翼徳殿(張飛ガンダム)を中心とした小部隊による
暗黒玉璽奪取作戦が始まろうとしていた。
元機駕五将軍の郝将軍(郝昭ギラ・ドーガ)によって
暗黒玉璽の保管場所の詳細がもたらされ
また、彼女の愛馬も譲り受ける事ができた。
この現場にいる者達は皆、大小の差はあれ怪我をしているというのに
士気が高まっている様だった。
「さあ、じゃあ行ってくるぜ。
 みんな気を付けて退避してくれな!」
翼徳殿は、部下二人と共に流馬を走らせようとした。
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とそこへ息もせず、鎧や武器の擦れる音だけを立てながら
屍部隊兵の一団が、ゆっくりと行進して来た。
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その中には指揮官と思しき武将は存在しないものの
疾風・雷鳴合同部隊の二倍以上の数の兵がいるものと思われた。
こちらは手負いで、これから退避しようとする身。
「雷銅!元雄!」
翼徳殿は腹心の部下二人を呼んだ。
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「張将軍、ここに!」
「お呼びの理由は分かっております。」
古参の武将で副将でもある雷銅殿(雷銅リックディアス)と
元雄殿(呉班ガンダムマークスリー)の二人が前に進み出た。
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「さすが俺の部下、いや俺の友だ!
 お前達二人で、あいつらをぶっ倒せ!!
 雷鳴部隊の力を見せ付けてやれいっ!」
「は!」「はい!」
翼徳殿の雷の様な号令に力強く答える二人。
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「月姫!皆の退避を急いでくれ。
 お前も気を付けてな。」
「分かりました。
 あなた、これを。
 士元様(龐統ガンダム・レッドウォーリア)から授かった物が
 入っております。」
「おう!じゃあ、行ってくるぜ!!」
奥方、月姫殿(夏侯月姫ビギナギナ)との遣り取りを経て
翼徳殿は流馬を走らせ始める。
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「うおおおおおっ!!」
「せいっ!せいっ!」
雷銅殿と元雄殿は、それぞれ弩弓、弓で
矢を放ちつつ、屍部隊兵に向かって走り出す。
既に屍部隊兵の何体かは地に倒れ伏している。
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「俺達は雷(いかずち)轟く雷鳴部隊!」
「ここから先は通しません!!」
そう言うと二人は、屍部隊兵達に跳び掛かって行く。
自分達の傷の事を知ってもなお、この場を任せた
翼徳殿の信頼に応える為、二人の心の雷鳴は激しく轟いている。
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流馬を駆る翼徳殿に張達と范彊
(小雷装・張達RX-81スタンダード/范彊RX-81ライトアーマー)
の二人が追い付く。
「張将ぐ~ん、ダイジョブなんスか~?」
「俺達も少~しは手伝って来た方が良かったんじゃあ…。」
部下二人は雷銅殿と元雄殿の事を気遣い、怯えた声を出す。
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「バッカ野郎!!要らねえ心配はするな!
 俺はあいつらの力を信じている。
 たとえ怪我をしていたとしても、あいつらなら
 他の奴らを護り通してくれる。
 そう信じたからこそ任せてきたんだ。」
翼徳殿は迷いの無い声で言った。
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「だからこそ俺達は涙を堪えて前に進まなくちゃいけねえ。
 でもな、お前達のその優しい気持ちも嬉しいぜ。
 あいつらもお前達も、俺が安心して背中を預けられる
 だいじな戦友だぜ!行くぜ!!」
「はい!!!!」「はい!!!!」
そうして三人は洛陽最深部へ向けて駆け出した。
雷銅殿と元雄殿は大きな怪我も無く
無事に疾風・雷鳴合同部隊は洛陽外へ退避する事が出来た。

コメント

呉班と雷鋼は勝つことが出来るのでしょうか・・・? 次回を待ちます!
この場をお借りして追悼を・・・ホースオルフェノク=仮面ライダーオーガ役の泉政行が亡くなりました。ご冥福をお祈りします。今頃天国でストロンガー達と出会っている事でしょう。

返:武吉トーラス様

この二人、演者MSも含めて好きなんですよ。
今まで活躍させる機会が無かったのが惜しくて。
でも実は、その後は上手く脱出成功の本文で活躍終了。
まだまだ先も長いですしね。
泉さん、素敵な役者さんでしたよね。
科捜研見てたのは泉さん目当て。
555での木場役も良くて、心に強く残る方です。
ご冥福をお祈りします。

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