張飛、出発す。

張飛、洛陽最奥へ向け出発す。
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城塞都市としての役割も持つ洛陽の最奥への侵攻は困難を極めた。
闇に呑まれた機駕軍が放つ刺客達は強く
我が軍は苦戦を強いられていた。
機駕五将軍の郝昭(郝昭ギラ・ドーガ)を打ち倒したものの
子龍殿(趙雲ガンダム)以下、疾風・雷鳴合同部隊の殆んどは
手傷を負い、その後の作戦を続行する事は不可能に見えた。
そんな中でも、心に深い闇を抱えた郝昭との間に
絆の一端を紡げたのは幸いであった。
「じゃあよ。もうすぐ助けが来る筈だ。
 子龍も郝ちゃんも、そいつらに世話んなって外に出ろ。」
自身も傷ついている翼徳殿(張飛ガンダム)であったが
次の策の実行に向け、痛みに耐えて仲間達を気遣っていた。
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「それと子龍ちゃんよ。郝ちゃんの事、よろしく頼むぜ。
 捕虜じゃねえ。俺んちの客人だって言ってな
 なんとか護ってやってくれ。
 元直(徐庶ZII)の旦那に頼めば、上手くやってくれるからよぉ。
 郝ちゃんも、困った事があったら俺のカミさんに言えよ。
 俺達が絶対護ってやっからな。」
「張将軍。準備万端ですぜ!」
「まったく貴方は、どこまで面倒見がいいんですか。」
郝昭の身の振り方を気遣う翼徳殿の背後から声がした。
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洛陽最奥への突入を見越して流馬を用意し駆け付けた
幼常殿(馬謖バウンド・ドック)と張達と范彊
(小雷装・張達RX-81スタンダード/范彊RX-81ライトアーマー)
達であった。
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「張将軍、自分だけ先に行っちまうなんてズルいっすよ!」
「身体だって痛いでしょうに休みもしないで!」
「あ~?聞こえんなあ。」
翼徳殿は照れ隠しをしつつ準備を始める。
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范彊が魔戦馬に跨りながら郝昭に言う。
「郝将軍、こいつ借りやすぜ。」
「ああ。大事にしてやってくれ。
 闇の術法を使っているとはいえ普通の馬と変わらん。
 紅蘭、彼らの言う事を聞いて力を貸してやってくれ。」
「ぶるるるうっ。」
魔戦馬・紅蘭が優しい声で応える。
敵であった筈の郝昭から愛馬を譲り受ける奇妙な光景。
しかし郝昭の笑顔が、その違和感を減少させている。
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幼常殿が翼徳殿の前に、よろよろと進み出る。
「張将軍、申し訳ない。
 本来は私も共に行き、暗黒玉璽を奪取するはずでしたのに。
 太尉という大きな大役を任されたというのに私は…。」
そう言う幼常殿の身体は傷付き、衣服はぼろぼろだ。
「何言ってやがんだ、幼ちゃんよぉ。
 策なんてもんは、その時々で変わる生き物みてぇなもんだ。
 指揮官である幼ちゃんに怪我させちまったのは
 それこそ戦闘要員の俺の失敗だぜ。
 郝ちゃんが言うには暗黒玉璽の在り処までは、そう遠くねえ。
 こっから先は、ある程度無事な俺達に任せなって。
 そこ痛くねぇか?しっかり休めよ。」
翼徳殿の言葉に、幼常殿は涙ぐむ。
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「あなた、これを。
 あなたの性格上、これ以上何を言っても無駄です。
 くれぐれもお気を付けて。
 郝将軍の事も含め、後は私達に任せて下さいませ。」
翼徳殿の蛇矛を持って現れたのは
奥方、月姫殿(夏侯月姫ビギナギナ)。
「おお、すまねぇな。お前も気を付けてな。
 心配すんな、すぐ戻るぜ。
 酒いっぱい用意して待ってな。」
翼徳殿は明るく言葉を返す。
「はい。待っておりますがお酒は三杯までです。」
「うぇえええええ~!?」
いつの世も妻は強く、そして優しい。
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「あなた、よくご無事で。
 今は傷を癒し休みましょう。」
「ああ、ありがとう。
 お前もいっしょに、ゆっくり休もう。」
まだ身体に痛みが残り仰向けになる子龍殿と
それを気遣う奥方、雲騄殿(馬雲騄ガンダムブルーディスティニー)。
お互いを想う夫婦の絆は美しい。
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「さあ、じゃあ行ってくるぜ。
 みんな気を付けて退避してくれな!」
流馬に跨った翼徳殿は、皆に手を挙げて声を掛けた。
それを見て、身を起こそうとしながら子龍殿が言う。
「すまない、翼徳殿。
 俺の身体が万全であれば、共に行くというのに…。」
「あ~、もうダイジョブだって!俺に任しとけ。
 怪我人は寝てれ。以上!」
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そう言うと翼徳殿は、部下二人と共に
流馬を走らせて去るのであった。

コメント

張飛どのwwその台詞某獄長のwwww 次回の新ライダーについての噂ですが、偉人等の魂を元にしているようです。もしかしたらヒドデヒトラーやアリカポネがリメイクされる予感が・・・v-238

*オマケ*

魏延「俺と模擬戦をする奴はいるか!?」
馬岱「ここにいるぞ!!」
魏延「俺と一緒に備品の買い出しに付き合ってくれる奴はいるか!?」
馬岱「ここにいるぞ!!」
魏延「俺に酒と飯を奢ってくれる奴はいるか!?」
馬岱「ここにはいないぞ」
魏延「えっ、そこはいるって言わないのかよ!?」

張飛の台詞、偶然なんですよ。
あとで気付いたけど、このままでいいやと(笑)
きっと身体の奥まで北斗の血が沁みついているのでしょうね。
実際の生活の中で苦しい時は
「泥をすすってでも生き延びてやる」と思っていますし、レイ好き。
ゴースト楽しそうです。野口英世魂希望。

魏延「俺と添い寝してくれる奴はいるか!?」

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徐庶ZII

Author:徐庶ZII
私の名は徐庶。
ここに記すのは
戦乱の中消された記録を
私の記憶のままに
書き連ねるものである。
初めから
読み返してやろうという
有り難い方は
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二週に一度
更新しております。

皆さまの拍手
乾いた私の心に
染みまする。

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