郝昭、出逢い。

郝昭、司馬懿との出逢い。
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郝昭(郝昭ギラ・ドーガ)は語り続けた。
特殊な能力を持つがゆえに虐げられた、己の身の上を。
悔し涙と乾いた笑いと共に。
子龍殿(趙雲ガンダム)は黙ってそれを聞いていた。
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「戦場で、俺の得物が誰かの肉を引き裂く音や
 血の噴き出す音、地面に落ちた腕が跳ねる音
 絞り出すような悲鳴、死に際に家族の名を呼ぶ声も
 俺の心に響かなくなってきた頃…
 太傅(機駕太傅 司馬懿サザビー)に出逢った。
 冷たい目だった。
 幼い頃、俺が愛した木々の葉と同じ色なのに
 暗く冷たい光を放っていた。
 その目が、俺を捉えて離さなかった。」
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「この頃には俺は、他人の陰口など気にしなくなっていた。
 己の能力だけが飯のたねになる。
 ならば、その能力を隠す必要など無いと。
 開き直った俺に反して、周囲の反応は変わっていなかった。
 厄介者扱いの俺は、常に部隊を転々とし最前線へ送られた。
 ところで、お前も気付いているだろう。俺は女だ。
 女でありながら特殊な能力を使い戦果を挙げる俺に
 下心を持って近付いて来た奴等も少なくは無かった。
 だから、俺を自分の部隊へ誘った時の
 太傅の御言葉には驚かされた。
 『私はお前の才能を愛しているだけだ。』
 俺の心は震えた。」
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「幼い頃、俺自身が愛したこの能力を。
 俺を恐れ、迫害した奴等が標的とした能力を。
 太傅は、その能力を愛してくれたのだ。
 俺自身を愛してくれたのでは無く
 その能力のみを愛してくれた事に意味が有るのだ。」
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「それからの俺は、太傅の為に我武者羅に闘った。
 そして、太傅の為に戦果を挙げる事だけが生き甲斐になった。
 他には何もいらなかった。
 ただ太傅の為に働ければそれで良かった。」
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「それだけが俺の心の支えだったのに。
 俺は負けてしまった。
 太傅の…太傅のお役に立てなかった。」
郝昭の声は物悲しさを増した。
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「太傅が戻って来るというのに…。」
郝昭の頬を、また涙が伝った。

コメント

やはり郝昭は女性だったんですね。(演者的な意味で)
そして司馬懿への想いは忠誠だけではなさそうですね。v-391
youtubeにてガオレンジャーが配信開始されました。ファンタジーと時折見せるドタバタが良い組み合わせでした。後、CGが良く使われていましたね。それとこの場をお借りしてpixivでの新作小説の告知を、内容は私の作品+マイピクさんのキャラ&戦隊・ライダー・ウルトラ等のロストヒーローズ的なものです。タイトルはまだですが、気が向いたら読んでみてください。

返:武吉トーラス様

三国伝開始当初、司馬懿サザビーを使って
ギラ・ドーガを作れるなと思った時
どうせなら青、緑2体作ろう。
青は女性にしようなんて思いながら作りました。
司馬懿への個人的な感情も少しあるのでしょうが
能力を認められた嬉しさがあるのでしょうね。
ガオレンジャー良いですよね。
獅子も鷲も牛も鮫も虎も狼も大好きなのです。
おお、新作ですね。
絵でも小説でも模型でも、妄想を具現化するのには
体力も時間も精神力も沢山使いますよね。
どうぞ継続した創作ライフをお楽しみ下さいね。

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